ぽよぽよにっき

28歳の日常です

万引き家族の感想

こないだ映画「万引き家族」を見ました。

ちょっとネタバレありの感想です。自分用メモとして。

 

 

 

そこそこ悲惨な状況が描かれているにも関わらず、当事者たちが苦しんでいる描写があまりないのでさらっと見ることができた。

なので映画を見た直後よりも後から、中身の重さを振り返って暗い気持ちになってしまった。

老後の生活問題とか、年金の不正受給とか、性風俗とか、誘拐とか、ネグレクトとか、タイトルにもなってる万引きとか、その他犯罪とか、いろんな問題がてんこ盛りで。

でもそれらって自分から遠い問題であるようで、中にはそうでもないものもあり

現代社会にありふれたものなんですよね。

そんな状況で、ましてこの家庭は偽物だけど、お互いを思い合って生活してて、みんな心からの悪人じゃなくてよかった。それが救いでした。

血が繋がってても他人みたいな家族だって世の中にはたくさんあるし

絆ってどういう状況で生まれるのかはわからないよね。

少なくともあの家の中では彼らは家族になれてたんじゃないかな。

だからこそ、最後まで直接お父さんお母さんって呼んでもらえなかったあの2人には

辛い思いがあっただろうなと。

そこだけは血の繋がりに勝てなかったのかな。

祥太も葛藤してたみたいだったし。

りんが祥太を「お兄ちゃん」って呼んでる描写はあったので、

なんかそこはすぐ馴染めたのになあと思った。やっぱり子供達同士は親しみやすいのだろうなあ。

解散後の子供達のその後が気になってしょうがないです。

祥太は本当の家族を探したんでしょうか。

りんは本当の家族のところに帰って、これから絆を感じることができるんだろうか。(あの様子だとできないだろうなあ)

幸せのかたちって難しいなと考えてしまった。